ウェルスデザインなどの終身保険に加入することのメリットと注意点

ウェルスデザインなどの終身保険に加入することのメリットと注意点

保険には色々な種類があります。
そのため、何に加入したら良いのか分からないと感じてしまう人が非常に多いです。
残念なことに、日本では義務教育中に保険についてしっかりと教えてもらうことができません。
大人になってから自ら情報を集めて加入する保険を決定しなければなりませんが、知識不足を理由に誤った判断をしてしまう人が多いです。
何となく魅力的に感じたという理由、支払金額が安くて済むという理由で決めてしまう人は少なくありません。
後悔しない選び方にしたいのであれば、まずは終身保険に加入することのメリットから知っておくことをおすすめします。
ただし、加入するときには知っておかなければならない注意点もあるので、これについても理解を深めておきましょう。

終身保険の特徴

そもそも、このタイプの保険は被保険者が死亡したときや高度障害状態になったときに保険金が支給される生命保険です。
終身という言葉から分かるように、保障が一生涯続くことがポイントだと言えます。
被保険者が死亡したときに遺された家族の生活費を確保すること、被保険者が高度障害状態になったときの生活費を確保することが大きな目的です。

終身保険のメリット

加入時の保険料で一生の死亡保障を得ることができる

終身保険を選ぶことの最大のメリットは、加入時の保険料で一生の死亡保障を得ることができる点だと言えます。
保険にはたくさんの種類がありますが、選択するものによっては一生涯の保障は得られません。
契約を更新すれば長期的に保障が続くケースもありますが、そういった保険を選んでしまうと更新手続きや費用が必要となります。
更新の際に色々な条件をクリアしなければならないこともありますし、一般的には更新するたびに保険料が高くなっていくので要注意です。
終身を選択する場合は加入した段階から保険料が上がってしまうことがないため、加入期間が長くなるにつれて家計を圧迫するようになってしまったというトラブルが発生しません。

解約返戻金がある

解約返戻金があるところも終身保険の魅力です。
これがないタイプの保険を選んでしまえば、解約したときに得られるものがありません。
解約返戻金がないと、保険事故が起こらないまま解約したときに払い込んだ保険料が無駄になりますが、終身タイプであれば返戻金があるので安心です。

保険料が生命保険料控除の対象

終身保険であれば、保険料が生命保険料控除の対象となっていることも嬉しいポイントだと言えます。
所得税と住民税の対象となる所得から、払込保険料を控除することが可能です。
所得税から最大4万円まで、住民税から最大2.8万円まで控除することができます。
もっと安い商品もあるため損をしそうだと感じる人もいるかもしれませんが、控除の旨みを活かせることを知っておくと良いです。

遺された家族が安心して生活できる

遺された家族が安心して生活できる仕組みをつくっておきたいと考える場合も、この保険はおすすめだと言えます。
万が一に備えることができる内容となっているため、被保険者が死亡したときには手厚い保障が受けられることを知っておきましょう。
配偶者が専業主婦や専業主夫で、いざというときにすぐに稼ぐことが難しい場合、扶養している子供がいる場合などは加入を検討することがおすすめです。

計画的な運用が難しい人にもピッタリ

計画的な運用が難しい人にもピッタリだと言えます。
1回加入してしまえば加入時の保険料で生涯にわたる保障が得られるので、定期的に更新を行う必要がありません。
もちろん、定期的に内容を見直すことでより良いプランに変更できるケースもありますが、そういった作業が面倒だと感じられる人は終身保険が良いでしょう。
こまめに更新のための手続きや情報収集を行う必要がないので、これに苦労させられることが少なくなります。

終身保険の注意点

元本割れの可能性がある

このようにたくさんのメリットがありますが、これを選ぶときには注意点もあることを理解しておかないといけません。
まず、早い時期に解約することがあれば元本割れを経験することになります。
解約返戻金があるから解約したくなっても大丈夫だと思ってしまう人が多いですが、あまりにも早すぎると損をすることになるので注意が必要です。
あくまでも長い期間加入しておくことを前提として考えるべきだと言えます。

掛け捨てなどの他の商品と比べると割高

更に、掛け捨てなどの他の商品と比べると割高であることも注意点です。
その分、満足できる内容となっていることには間違いがないと言えますが、家計の状況によっては支払いが難しいと感じられることもあるかもしれません。
加入後の支払いを具体的に考えてみたときに、無理なく支払いが続けられるかどうかチェックしておくことが大切です。

一時的な手厚い保障がほしい人にも向いていない

そして、一時的な手厚い保障がほしい人にも向いていません。
子供が学生の間だけなどの特定の期間に限定したいのであれば、他の商品を選ぶべきだと言えます。

まとめ

終身保険に加入しておくと、最初に決められた保険料のまま長期的に保障してもらうことが可能です。
とても魅力的な保険商品の1つですが、自分に合ったものでなければ意味がありません。
メリットや注意点を理解した上で、加入するかどうか考えてみると良いでしょう。

出典:ウェルスデザイン為替

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